ペットボトル

ドイツでは、日常生活の細かいところまで、環境対策がとられています。
それは、日々、刻々と変化し、加えられています。
２年ぶりに訪れたドイツで、変わったと思えたことの一つ。
ペットボトルのデポジット制。

レジで支払う時は、店頭表示にデポジット料金がプラスされます。
２Lで、確か２～３シリングだったと思います。
ただ、自分の店で売っているペットボトルしか、引き取ってくれないので、
旅人の私としては、ドイツで売られているメジャーなものしか買えません。
町が変わる時も、ペットを持ち歩いて、次の町で廃棄ということがほとんどなので。
もちろん、２シリングというと日本円で２円ぐらい。
大金ではありませんが、やっぱり、戻ってくるとなると、返金してもらいたいですよね。
レジに持って行くと、「ハイっ」とお金をくれます。そのとき、なんか嬉しいのです。
だから、街の中に、ペットボトルは、捨てられていません。
かつて、日本もそうだったでしょ。
私なんか、子供のころ、よく、瓶を拾いました。
家に置いておくと、酒屋さんのご用聞きの人が持っていって、お金を置いて行ってくれました。
大学生ごろまで拾っていたかなー。
そういえば、コンビニやスーパーができて、「ご用聞き」ってなくなりましたよね。
酒屋のお兄ちゃんが来て、伝票に注文を書いて、次の日に持ってきてくれる。
お酒だけでなくて、醤油やお酢なんかの、重いもの。
調味料や、お菓子まで、持ってきてくれるのです。
そういえば・・・
どっちが先かわからないけれど、
昔は、醤油もお酢も、瓶に入っていて、醤油はだいたい一升瓶で買っていましたよね。
それがペットボトルができて、軽くなった・・・
そして、スーパーやコンビニがいつでも開いていて、気軽にものが買える時代になって、
「ご用聞き」が居なくなった・・・
最近、コンビニがそれに近いことやっているけれど。
顔と顔のコミュニケーションじゃなくて、電話やインターネットですよね。
確かに「ご用聞き」の形態が半分残っているけれど、
これも、「安ければいい」という考え方の、産物なのでしょうかねぇ。
失うものもあるのになー。
ペットボトルのデポジット。
これやれば、絶対に良いのに。
新しい政権になっても、ここまでは、やってくれないよね。きっと・・・

このブログをみた方は、ポチッとしてね。人気blogランキングへ