■ひと・環境計画 一級建築士事務所
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約20年前、バルセロナで、知り合った青年がいました。
安宿に一週間滞在。 そこでアルゼンチン人のマリオと、日本人のヒロシと知り合いました。 マリオは、職探し。 ヒロシは、お菓子の勉強。 アキコという女の子も加わって、バルセロナの色々なところへ行きました。 私とって、すごいセンセーショナルな思い出として、残っています。 帰国後、マリオとは、1回文通し、 送れて帰国したヒロシとは、たまに電話で話をしていました。 しばらくすると、ヒロシから、ペンションで住み込みで働くという連絡がありました。 そしてまた、しばらくすると、結婚したと連絡があり、その後、私は社会人になり、忙しくなって しまったので、音信不通となりました。 2005年1月 日本人を介して、マリオから万博の仕事で日本に来たと連絡が入りました。 名古屋で会った時、マリオに「ヒロシは?」と聞かれました。 そのときは、「う~んわからない」という返事しかできず・・・ 2007年6月 ドイツツアーの終了後、参加者の数人がバルセロナへ行くというので同行しました。 そしてマリオと再会。そこでも、「ヒロシは?」と聞かれました。 帰りの飛行機の中、日本に着いたら、ヒロシを探そうと決意。 古いアドレス帳を出してきて、ペンションに聞いてみるかと思いつつ、 とりあえず、ネットで検索してみようと、名前を入れたら、なんと出てきたのです。 パステルという洋菓子会社の目玉商品「なめらかプリン」の開発者になっていました。 パステルのお問い合わせメールに、連絡が欲しいと入れて送ってみました。 3週間後くらいに、「わりぃわりぃフランスに行っていた」と連絡があり、 お互い元気でいたことを話し、いつかまた、会おうねと。 そして、そのとき、近々独立するということも聞きました。 2008年3月25日朝 みなさんご存じの「はなまるマーケット」のはなまるカフェのゲストに山口紗弥加さんが出まし た。そのおめざがプリン。なにげに見ていたのですが、「このプリンすごくなめらかなんです」と 聞いたので、左下に出ているお店の名前をみると、スイーツマジック岐阜市とありました。 ヒロシのプリン?と思いました。そしたら、話の中で所さんという人が作っているんです。と言 われたので、やっぱりヒロシだと驚きました。 直ぐに母に電話して、「これ、ヒロシのプリンだよ」と、そしたら母が「食べてみたい」と言ったの で、早速、ネットでみてみると、4日先まで発送できない状態でした。 2008年3月28日夜 「元気?プリン注文してくれた?」とヒロシから電話がありしまた。 独立開店のお祝いと、それまでの苦労に敬意を表しました。 2008年3月30日 プリンが実家に届きました。 2008年3月31日 プリンを食べに実家へ帰りました。 夕食後、家族とともに、「さぁ目をつぶって」と号令をかけ口へ。 バニラの風味となめらかさが口に広がって、おいしくてあっという間に食べてしまいました。 おいしかったけれど、ヒロシの苦労がここにあると思ったら、ちょっとウルンときてしまいまし た。 2008年4月1日昼 笑っていいともに山口紗弥加さんがゲストで出演。おみやげはまた、プリン。 タモリが「1個 600円」を連呼。 でも、私はタモリさんに「600円でも、安いよ、ここにくるまでの苦労があるんだから」と言っ てやりたくなりました。 ヒロシが帰国して、その後の苦労。私はほんの少ししか知らないけれど、あの時「いつか自 分の店を持つ」と言っていた夢が叶ったのです。それも、極上の舌触りといっしょに ほんとうによかった。おめでとうヒロシ。よかったね。 スイーツマジック みなさんも一度、食べてみてね。 2008年4月25日 マリオの誕生日。この日、ヒロシが見つかったことを知らせようと思います。 このブログをみた方は、ポチッとしてね。人気blogランキングへ
by ecohime
| 2008-04-01 15:34
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