■ひと・環境計画 一級建築士事務所
西東京市田無町4-19-1-202 代表者:濱田ゆかり 042-452-7008 ecos@hitokankyo.com ■ホームページリンク エコロジーライフ花 光設計の呼吸する住まい タニタハウジング 西條インテリアデザイン カテゴリ
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ここは、昔の空港の跡地。
![]() 空港の跡地だったそうだ。なんか殺風景なところだと思った。 木造の集合住宅。今ヨーロッパで流行っている木パネルで作られたこの建物は、建物の壁が建ち上がるまで約2週間だったそうだ。鉄骨や、RCよりも工期が短縮された。工場で、木材を重ねてパネルをつくり、開口部等だいたいの形を作って、現場で建て込んでゆく。クレーンで吊って組んでの繰り返しで、14日。このくらいの建物にしてはアッというまの出来事。工期を短くするのもエコロジーでエコノミー。二酸化炭素を出さない工夫の一つである。 この建物の裏側にエコではない通常の建物が建てられているが、雰囲気は全然違う。もちろん、この建物の方が入居人気大。木の外壁は、日本では難しいけれど、ドイツのエコ住宅では、普通の仕上げ。雨と太陽の当たり具合で、色の変化の速度がちがう。これも、ドイツでみると味になる。 1階部分は、バリアフリーの住宅。2階・3階はメゾネットになっている。この住宅で1つの熱交換機があり、熱交換をしているが、根本的には、パッシブな考え方。窓を大きく開けて、太陽を入れる。そして蓄熱をする。蓄熱には、TWDシステム、または、トロンボとかトロンベウォールと言われる、開口ガラス面の裏に集熱するシステムがあり、その裏に蓄熱体を設け、そこに蓄熱させ、輻射熱として室内にとりこむ。3階庇部分は、太陽電池パネルでできている。 ![]() この写真の3階部分の青の濃い開口部がそのシステムで、ここでは、ブラインドのようなもので集熱し(熱を貯める空気層をつくるもの)、カルクシュタインという石灰質のブロックに貯めていると思われる。蓄熱体は、このカルクシュタインブロック以外に未焼成煉瓦や土壁が最適とされている。 蓄熱された熱は、太陽が沈むころ、ほんわかと室内に熱を伝えてくれる。この「ほんわか熱」が体にとても良い。 ![]() 北 側 外階段の向こうのダクトは、地下にある熱交換機のダクト。 ![]() 北側通路部分。DPGで留められたガラスだけれど、密閉されているわけでなく、ただの風よけで、寒さをふせぐためのバッファーゾーンではない。でも、ダイレクトに風が当たらないだけで、かなり温度には影響されると思う。冬の外気は、-20℃になることもあるというミュンヘンなので、ほんの少しのことで、かなり温度が変わってくるようだ。 DPGと言えば、12年前、ドイツを真面目に旅行したとき、まだ、ドイツでも珍しく、ハンブルグの博物館が話題になっていた。私も、すごく綺麗だと思い、写真をいっぱい撮った記憶がある。 その後、日本でもチラホラ出てきて、今では普通になっている。日本では、地震や台風の時、大丈夫かなーとついつい思い勝ちだけれど、ドイツでは、心配はいらない。歴史のある、煉瓦建築に使用されていたりすると、本当に美しく、全てガラスでできている建物なんかより、数段生えるように思える。 ガラスはとても綺麗な素材であると思う。ただ、近年、省エネとは相対するもので、ペアガラスを使用すれば、熱の損失は多少、良くなるけれども、ガラスはガラス。熱の影響のあるところに、なるべく使用したまくないものである。ただ、トリプルを使用すば、かなり性能はアップするよだ。かつて、エコ実験住宅で、夏の暑さを考慮せずに、トリプルを使用したら、ガラすが熱で割れてしまったとう話しもある。けれど、今は、それも解決され、トリプルを使用している建物に出会うことも多くなった。 ドイツ人は、倹約家だと言われることがある。でも、それは決してケチではなく、あるものは使うという意味にとらえたい。冬、日本の太平洋側の様に、晴の日は続かない。けれど、太陽が出た時は、その熱を無駄にすることなく、取り込んで貯めていくというのが、普通になりつつあるエコ建築の手法の一つである。 #
by ecohime
| 2007-02-03 15:19
| ドイツ・西欧のエコ
ひと・環境計画の活動のひとつ
![]() 昨日、いきなりドイツの建築の話しをしてしまいました。 ひと・環境計画では、1996年から、環境先進国ドイツへツアーを企画して、建築関係の方々 と旅をしています。 これも、多くの人にエコロジー建築、バウビオロギー建築、エコ建材を知ってもらうためで、今までに延べ230名の方々とドイツへ行きました。途中、3年ほどお休みしてしまいましたが、昨年、復活することができ、ドイツ・オーストリアでの環境建築の見学をすることができました。 上の写真は、ミュンヘン市内の環境教育センターです。市内に6hの公園の中にあります。 子供だけではなく、大人たちの研修があったり、外の畑で、植物の育て方や実験が行われていたりと、森の中の研修施設です。 私たちのツアーは、勉強しながら、旅を楽しむということがポリシーです。勉強はしっかり、その間で、遊びもしっかりです。 ![]() ツアーは、毎年5月か6月。白アスパラのシーズンに行います。 私が白アスパラが大好きだからという理由もありますが、なにしろ陽が長い。 6月の中旬に行くと、すぐそこまで夏至がきているので、夜の9時10時まであかるいのです。 研修が終わってホテルに6時についても、それから十分、街の見学ができます。だから、このシーズンがベストなのです。 白アスパラは、6月の3週目くらいまでしか食べることができません。4月~6月。ドイツの春の野菜です。6月の3週目くらいの満月だったか、新月だったか、そのころまでしか収穫していけないのです。だから、ツアーの出発時期も微妙に遅くなるとアウトです。 それから、ドイツ料理は、塩ょっぱくて、油があわないと体調を崩すので、茹でただけの白アスパラやアスパラのクリームスープを食べていれば、体調も良く、健やかにツアーをすごせのです。これがまた、甘くて、缶詰と大違い。北海道でも白アスパラを作っているようですが、これほど太くありません。とにかく、この時期だけの限定です。 とっ。ひと・環境計画のプロフィールの話しから、白アスパラの話しになってしまいましたが、これも十分楽しみの一つです。 5月、6月、ドイツとはいわず、ヨーロッパへ行かれる方は、白アスパラを試してみて下さい。 というか、ツアー、ご一緒しませんか? #
by ecohime
| 2007-02-01 13:53
| ドイツ・西欧のエコ
真空断熱材4㎝=ポリスチレン断熱材24㎝
![]() ミュンヘン市内、1956年に建てられた3軒のテラスハウスの真ん中を断熱改修した例です。 昨年のエコ・バウ建築ツアー(ひと・環境計画主催)で見にいきました。 冷蔵庫の真空断熱材からヒントを得て作られた断熱材を外断熱に使用しています。写真は、北側部分で、横に通っているのは、断熱材を留める金属のフレームです。通常、この上に外壁の化粧材を施しますが、3連棟の真ん中の家なので、隣家との壁厚の差を極力減らしたいために、外壁の化粧はされていません。 この真空断熱材の良いところは、薄くてもかなりの断熱性能があるということです。ここでは、4㎝の断熱材を使用していますが、プラスチック系の断熱材の6倍の性能があり、30㎝のプラスチック系断熱材と同じ性能を出すには、5㎝で良いのです。この改修の様に壁厚がとれない場合には、すごく有効な断熱材となります。ただ、フレームをとめるボルトがコールドブリッジになるような気がしますが、もともとあった壁に貼り付けているので、完璧ではありませんが、その断熱効果は十分に機能していると思われます。ただ弱点は、穴があいてしまった時です。真空でなくなれば、断熱性能が失われ、断熱材ではなくなってしまうそうです。現在、強固な金属で割りを覆うタイプのものが開発されているとのことでした。 ![]() 南側の外壁は、その断熱材の上に黒い集熱シートが貼られています。そんなことしたら、夏は暑くて仕方がないと思われるでしようが、ここはドイツ、確かに近年、気温は上がっていますが、夜には、しっかり冷却するので、そんなに夏の暑さを気にしなくても良いのです。むしろ冬の寒さを意識に置かなければならず、この集熱シートを使用することによって、寒くても太陽の照っている日は、熱を吸収し、寒さによる、外壁の冷却を多少、守られるのだと思います。つまり外気温に、熱をとられないように、かぶせているということです。格好としては、ちょっと今一つですが、新しい試みとしては、興味ある例だと言えます。 #
by ecohime
| 2007-01-31 13:17
| ドイツ・西欧のエコ
熱海の現場からの風景です
![]() ベランダより初島方面 熱海駅から歩いて12~13分のマンションの8階です。8階と言っても高台にあるので、下を見ると15階くらいのイメージ。化学物質過敏症の方が、静養するために買われたマンションの改修工事をしています(A邸)。 2年くらい前に竣工した化学物質過敏症の方のお宅(F邸)も直ぐそばにあります。A邸のオーナーも、F邸のオーナーも、自分の体調にあった場所はどこかと探した結果、熱海にたどりつきました。 私が今、計画しているお宅(S邸)は西鎌倉。やはり海まで歩いて行けます。この方も、体調に合わせて探していったら、西鎌倉だったということで、どうも、化学物質過敏症の方の住みやすいところとは、海辺ではないかと推測されます。 確かに、海から風が吹き、山から風が吹く。空気の動きがしっかりあって汚い空気がよどまず、常に換気されている状態にあります。F邸の方も、S邸の方も、具合が悪くなると海に出て、過ごしているとか。自然の力のこもった風があり、マイナスイオンも豊富だからでしょうか、体調のコントロールに海が適しているようです。 熱海のA邸も、東南向きの窓と北東向きの窓があり、風が常にある状態。ただ、風が強い日は、きっと窓が開けられないだろうと思いますが、とにかく、景色が良く、現場に行くと、頭がスッキリするほど環境が良いところです。古いマンションではありますが、あの部屋で過ごしたら、体調も良くなり、精神的なストレスも、軽減されるのでは・・・と羨ましく思います。 このようなところで過ごせる患者さんは、ほんの少し。ほとんどの方は、立地の悪さと改修ができずに、苦しんでいると思います。せめて寝室とリビングだけでも、改修をすれば、少しはましなのですが・・・改修をした方々は、体調の快復が見られます。住む土地が完璧でなくても、せめて常に居る部屋からは、化学物質をなくせば、なんとかなると私は思っています。 熱海のA邸の竣工は、2月の末ころ、またご報告いたします。 ![]() ベランダより真鶴方面 #
by ecohime
| 2007-01-30 15:31
| 化学物質過敏症
高田馬場管弦楽団69回定期演奏会
![]() 高田馬場管弦楽団(ババ管)の定期演奏会に行き始めて何年になるだろうか。たまたま友人が楽団員にいて、招待状をもらったのがきっかけ。それ以来、夏と冬、年に2回の演奏会が楽しみになりました。決して上手くはないけれど、決して下手でもない。素人にしては、上手いと思う。ただ、「続けている」ということは、尊敬に値します。 ライブで音楽を聴くということの素晴らしさは、何よりも楽器の音が波になって伝わってくるような。体にも精神にもすごく良いと思います。ここ1週間ぐらい、腸の癒着部分が、痛んでいましたが、昨日、音と共になることによって、リラックスしたら、痛みがすっかりなくなりました。まさかぁーと思われるかもしれませんが、私独特の聞き方があって、目をつぶり、呼吸を深くし、音を体の中に受け入れるイメージで聞きます。すると、自分の体が大きくなり、ホールの天井まで広がった感じになり、音の波の中にいるような気がするのです。ある一種の瞑想状態だと思うのですが、体の力がぬけて、リラックス状態に陥ります。そのままどこかへ行けるような気さえおきます。 これが、非常に私の体に良いのです。私なりの音楽療法です。 ただ、昨日のホールは、昨年の夏、リニューアルしたばかりの、杉並公会堂で、ホールの中は、まだ、建材のニオイが残っており、ちょっと辛かったかな。 次回のババ管は、私の好きな森山先生が指揮をします。すごく楽しみです。 杉並公会堂 ![]() ちょっと写真が暗いけれど・・・ ガラス張りの綺麗な建物。透明ガラスの部分は、単板ガラス。環境負荷的には、あまり良くない。でも、結露はしていませんでした。 摺りガラス風のところは、ペアではないけれど、ガラスが間4㎝くらいあいている二重ガラス。障子の太鼓張りのイメージ。触ってみたけれど、そんなに冷たくなかったです。 ![]() #
by ecohime
| 2007-01-29 12:54
| 健康
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